
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)
- 作者: 旦部幸博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (11件) を見る
こんにちは、お久しぶりです。誰が「春休みを充実するためにブログをやればいい」とか言ってブログ始めたんでしょうね。
昨日の夜までKindleで上記に載せました”コーヒーの科学”という本を読んでいました。
著者の旦部先生は本文中で「なるべく書く内容を濃縮」した旨が書かれていたのですが、普段全く本を読まなすぎる自分からすると、めちゃくちゃな量でした。
でもコーヒーはとても好きなので、二週間程度かけて読みきりました。
本のレビューなんて書くこと本当に初めてレベルでないので失礼のないように簡単に僕の感想を数点で書くと
- 内容はブルーバックスから出版された本だけあり、高校の化学、基本的な物理と生物の知識がないと読破は厳しい
- ただしそれが前提として理解されているならばコーヒーに関して「これってなんでこうなのかな?」という疑問の多くが解決できるかも
- また最終章ではコーヒーが我々の人体にどのような影響を及ぼすかを善悪両面から議論されており、また普段テレビなどで言われる言い回しなどは文法的におかしいなど、少し違った点でも個人的には勉強になった。
- 以上まとめると→理系でコーヒーを日常的に淹れて飲む人は必ず読むべきと言っても間違いではない良作
こんな感じです。補足としては2点目
もちろん現在、コーヒーについての科学的なメスが入っているのは事実ですが、全てのことが解決はされていないこと。しかしこの本はそのことをスルーすることなく、必ず触れておき、「未だ解明されていない」や「現在の最先端の論文からの引用で期待がもてる」などと記載されており、読みきった後にもやもやは生じないであろうと思う。
強調しておきたいのは、
この本は普段からコーヒーを淹れて飲むような理系の人向けに書かれた本であり、全くコーヒーを知らなくて、取りあえずコーヒーってどんなものなのかな?と思って読む本ではない。そのような人はまず、コーヒー大全みたいな少し厚めの資料集みたいな本を一度読むことを薦める。
なんかこんなこと書いたら読む人減っちゃいそうだけど、僕はそう思いました。
ちなみにコーヒーの資料集ってこんなやつ
僕は両者持っていて軽く読んでいます。画像付きで最初の方にも読みやすいと思いますよ。
ちょっと僕が普段やっているドリップコーヒーの話は今度するとして(するかどうかわかりませんが)
レビューはこんなところです。なんだかんだ言ってしまいましたがとても素晴らしい本でした。ありがとうございました。