けものフレンズに支えられる適応障害の大学生のブログ

休学して、留年した大学生が綴るうつ病(本当は適応障害だった)の備忘録、自分の趣味について掘り下げて書いて自己満足するブログ。お金を稼ごうとか気持ちはないので、日記感覚で。

テニスラケットという「道具」の「破壊」

先程まで、テニス全仏オープン 

3回戦 錦織圭 v チョン・ヒョンが行われていました。

 

試合は昨日、第4セット セットカウントは錦織選手から見て2-1、

第4セットのゲームカウントはチョン・ヒョン選手から見て3-0という状態で

降雨によるサスペンデッドゲーム。翌日に持ち越しとなり先程終了したわけです。

 

結果はフルセットの末、錦織選手の勝利となり、4回戦は昨年同大会3回戦でフルセットの激闘を演じたスペインのベルダスコ選手となっています。

 

本題はこのことではありません。

 

昨日の降雨によるサスペンデッドゲームになる前の一番最後のゲームで錦織選手がこんなプレーをしました。

 

(違法アップロード動画を掲載するのは忍びないですが、この動画が最適と感じたので掲載します)


‼️錦織選手が全仏オープン2017でラケット破壊‼️

 

この事に関して、本日放送されていた「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで張本勲が苦言を呈していました。

 

僕は昨日生でこのシーンを見た時から

「どうせ明日のサンデーモーニングはこのシーンが流れて苦言を呈するんだろう」

と思っていたら完全にその通りでした。

 

老害のひどい批判だったのでその意見についての批判を込めて記事を書きます。

 

まず、ラケットの破壊行為についてなのですが、当然破壊した際にはお咎めがあります。

一度破壊では警告だけ。二度以降はポイントやゲームを失ったり試合に影響が出てきます。

 

 

ちなみに、今シーズン錦織選手がラケットを破壊する行為は二回目

前回はリオ・オープンという大会でしてしまいました。

 


Kei Nishikori Smashes Racket - Rio 2017 (HD)

 

これだけ見ると、錦織選手はよくラケットを破壊する選手のように見えがちですが、結構トッププレイヤーの試合を見ている(と勝手に思っている)自分からすると普通か少しだけ少ない程度でしょうか。

 

極端に多い選手は結構癖みたいにやってしまいますからね。

 

トッププレイヤーであればあるほどラケットを破壊しがちの印象もあります。

ジョコビッチやマレー、最近では減りましたが、フェデラーなどもラケットを破壊してしまいます。

 

テニスをあまりよく見ない日本人は

イチローは本当に道具を大事にする」

などの印象が非常に強く、こういうラケットを破壊するシーンを見てしまうと、

「なんてことするんだ!自分の道具にこういうことをしてはいけない!」

と批判してしまうと思います。気持ちはよくわかります。

 

それは普段テニスはあまり見ないでスポーツニュースなどでそのシーンだけが取り上げられると、そういう気持ちになると思います。

 

ところで、本日のサンデーモーニング張本勲氏は野球を例に出して

「道具を大事にしないのはよくない、錦織はこういう場面(ラケットを破壊する行為)がよくある」

と発言していました。

 

錦織選手がラケットを破壊する場面が他の人と多いかどうかは個人的な感想は先程述べたように少ないと思います。所詮テニスなんてろくに見ていないと思うのにこのような発言はいただけないと思います。

 

そして、野球を比較対象に出すこと。これが本当に許せないのです。

 

野球は1人でやるスポーツではありません。9人と、監督とそして控え選手と多くの選手でやるスポーツですよね。

 

一方テニスは一人きりです。本当に一人きりなんです。雨でも降らない限りコーチから助言を試合中貰うこともできないのです。

 

つまり、フラストレーションは野球はある程度多人数で行うスポーツなので分散されるわけですが、テニスは全て自分にやってくるわけです。

 

野球では、自分が不振でも他の選手が活躍してチームが勝利すればある程度のフラストレーションは解消されるだろうし、自分も頑張ろうという気持ちになるわけです。

 

テニスの試合中、自分の思うように行かない時、フラストレーションは全て自分で受け止めなければならないし、解消する手段といえば、良いプレーをして展開を好転させるしか無いわけです。そのまま悪循環でずっと思うように行かない時、フラストレーションは絶対爆発してしまうと思います。

 

以上からわかるように、テニスの選手の方が試合中抱えるフラストレーションは野球のそれに比べれば圧倒的だと思います。

 

だから、野球の「道具を大事に」という話をテニスにも適用するのは適切ではないと思います。

 

それでも、ラケットを破壊するシーンはメディアに言わせてみれば試合の中でも非常に印象的なシーンですから、絶対使用してくるでしょう。その時に皆さんのなかで「道具を大切にしないなんてよくないなぁ」と頭ごなしに否定するのではなくて

 

「確かに道具を大事にしないのはよくないことだけど、テニスはフラストレーションもたまりやすいんだから多少は仕方がないんだ。いつもこうやってるわけじゃないんだし。錦織選手はフラストレーション溜まってんだなぁ」

 

位の気持ちで見てあげてください。

 

もちろん、この話で

「プロテニスプレイヤーがラケットを破壊するのは許してあげて」

と言っているわけではないです。現在、毎試合のようにラケットを破壊する選手はいませんが、そんな人が現れたら、許されることではありません。

 

出来る限り、選手だってラケットを破壊したくはないはずです。でもフラストレーションが溜まりきってしまうと、もう発散の最終手段としてラケットを破壊してしまうんです。

 

そんなテニスプレイヤーの気持ちを少しだけ理解してあげて欲しいということです。

 


Novak Shmokovic rips shirt in anger Shanghai Master 2016

 

最後に、ラケットのみならず、アレまで破壊しちゃったジョコビッチです。

(ラケットはこれの前に破壊済み)