
- 作者: ウォルタールーウィン,Walter Lewin,東江一紀
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/10/13
- メディア: 単行本
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この本は有名な本だと思います。僕はこの本を2014年の4月。そう、僕が大学に入学した時に買ったのです。
そして今この本について感想を書くということは
積読してたってことです。
まだ「本を読む」習慣が皆無だった自分にとってこの本の厚さは絶望的だし、字は小せえし、当時では「なんで買ったんだ俺は」って思いましたね。
確か他の大学に行った物理好きな友達が「読破して最高の本だった」とかTwitterに書いていて、それを見て「大学で物理をやるんだから読んでおきたい」とか思って買ったんだと思います。
本の概要
この本は、MIT教授のウォルター・ルーウィン教授の「初学者への物理の教科書」と言いましょうか、筑波大学で言えば「総合科目で文系の人に教えるような物理」を教えてくれます。
だから、例えば「こんな状況に運動方程式を適用して・・・。」とかそういう解説じゃないんですね。
「身近にはこんな物理が適用出来る場面があって、物理ってこんな面白いんだよ!」って教えてくれるような本です。
ここで、タイトルに有るように僕はこの本を半分位読んだ時
「こんな本、高校二年生の時に読みたかった」
って思いました。高校二年生は高校物理の勉強を本格的に開始した時です。
幸運なことに、自分は
「式を暗記してそれを武器のように振り回すような物理」は習いませんでした。
「全ては運動方程式から始まり、それを式変形して力学を見たり、電磁気学ではビオ・サバールの法則、アンペールの法則、マクスウェルの方程式を教えてもらったり」しました。
正直内容は難しくて高校生のひ弱な脳では理解はできなかった。だから東工大にも入れなかった笑
しかし、この勉強が大学生になって開花したと思います。大学の力学、電磁気学は案外苦労せず勉強することが出来たような気がします。
でも、高校生の時、物理をやってて苦しかったですね。数学は楽しかったけど。
数学、化学はひたすら問題集を解いて笑っていたのですが(気持ち悪い)
物理はそうはならなかった。正直莫大な時間をかけたつもりだったのですが、どうもマスターしきることが出来ませんでしたね。問題を解いていても面白さはそこまで感じることが出来ませんでした。
でも、このような「物理ってこんなに楽しいのよ!」みたいな本を一冊でも出会えていれば・・・。とたらればを言いたくなるような本でしたね。
私の話が長くなりましたが、つまりはこの本は
物理の美しさ、身近にある物理を教えてくれる本です。たまに教授が体を張って実験したりします。その実験が日本ではコンプライアンス的にアウトな実験もあります笑
それが面白い本です。ちなみにルーウィン教授が体を張ってやった実験の動画は公開されています。面倒くさいのでリンクは貼りませんが、是非この本を読んで見てみると良いかもしれません。
ただ、この本を5つ星で評価するなら4つ星です。
改善して欲しい・この本の難しいところは
i ) あまりに文字の羅列が多すぎてイメージするのが困難すぎる。
ii ) つまりはもう少し画像を用意して欲しかった。
iii ) 終盤はルーウィン教授の専門性が高すぎるので、正直つまらなさがある。
です。でも、それ以外ではよかったんです。
是非、「物理っておもんな」って思ってる大学生・・・。は筑波大学には少ないかもしれませんが、少しでも「物理」の見方が変われば面白いかもしれません。
余談
けものフレンズ 2期
ヽ(´ー`)ノバンザーイ
ヽ(´ー`)ノバンザーイ
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