CoensCyanaP's Blog

休学して、留年した大学生が綴るうつ病(本当は適応障害だった)の備忘録、自分の趣味について掘り下げて書いて自己満足するブログ。お金を稼ごうとか気持ちはないので、日記感覚で。

将棋タイトル戦の話

昨日のことです。将棋を知っているならばこの人の名を知らない人はいないでしょう。

 

羽生善治棋聖竜王戦七番勝負で勝ち越しを決定させ、竜王位を獲得。

 

これにより、永世竜王のタイトルを獲得し、「永世七冠」を獲得した史上初の人となりました。

 

羽生さんはこれまでの幾度となく「衰えた」と言われながらも、ずーーーっとプロ将棋界のトップを走り続けました。最近も羽生さんは三冠を持っていたのですが、タイトル戦で幾度となく敗北を喫し、「本当に羽生さんは終わったのか」などと囁かれることもあったのですが、そんななかで念願の竜王位を獲得しました。

 

さて、そんな将棋タイトルに関して案外知られていないということで私なりの説明をしたいと思います。

 

基本方針としては「藤井四段ブームで将棋をニュースなどでよく見るけど、タイトル戦に関して何のことやらわからない」人向けに書きたいと思うので、ある程度ご存知のかたにとってはツッコみたいところもあるとは思いますがご容赦ください。

 

また、今回は、よく取り上げられる日本の男性プロ棋士のタイトル戦について取り上げます。女流棋士の棋戦に関してはこの記事を読んで各自調べていただければ多分理解できるようになっていると思います。

 

日本のプロ将棋ではタイトル戦が8つあります。つい先日までは7つだったのですが、新たに叡王戦が追加されました。順番にn番勝負が行われる時期、棋士が考える事のできる持時間、何番勝負で戦うかを記載しました。

 

 

この内、順位戦王将戦の挑戦者決定リーグ戦のみがリーグ戦で戦う方式で、それ以外は基本、トーナメント方式で戦うという考え方で大丈夫です。

 

そりゃ、各々強い棋士はシードになってたり・・・。とかもあるのですが、そこまで深入りすると、僕も知らないので、そのような感じです。

 

なので、基本的に順位戦王将戦の挑戦者決定リーグ戦以外(だから王将戦の挑戦者決定リーグ戦までの闘いはトーナメント方式です。)は全てトーナメント方式で勝ったやつがどんどん山を進んで行って全勝したら・・・。

 

タイトルホルダーとn番勝負をするというわけです。大体五番勝負か七番勝負ですね。

つまり、例えば、今棋聖のタイトルを保持しているのは、羽生善治さんです。その羽生さんが棋聖戦の予選を上から俯瞰して見ていて、勝ち抜いた1人が挑戦者となり、「よしどちらが棋聖に相応しいか決めようではないか!」(あくまでイメージです)と言ってタイトル戦が始まります。そこでタイトルをもっている羽生さんが勝ち越せば「防衛」、挑戦者が勝ち越すと「奪取」となり、羽生さんはタイトルを失い、挑戦者がタイトルを手に入れ、来年羽生さんのように上から予選を俯瞰して見る(あくまでイメージです)ことになります。

 

それはもちろん昨日決着がついた竜王戦でも同じこと。

羽生さんは予選を勝ち抜いて勝ち抜いて、渡辺竜王までの挑戦権を獲得し、挑戦者として、タイトル戦に挑み4勝1敗でタイトルを奪取しました。

ちなみに、この竜王戦の決勝トーナメントの第二戦目で藤井聡太四段が29連勝中のところ、佐々木勇気六段に敗れ、連勝記録が途切れました。

 

また、新設されたばかりの叡王戦については特殊なことづくめなのでここで簡単に書ききっちゃいます。ちょっと複雑ですし、あまりテレビなどでは取り扱われないのでここは読み飛ばして大丈夫です。

 

叡王戦は各段位(例えば羽生善治さんだと9段,藤井聡太さんだと4段です)でトーナメントを組みそこでの勝者15人(各段位で勝ち抜ける人数が異なります)と昨年度叡王のタイトルを獲得している佐藤天彦叡王の16人で本戦トーナメントを戦う。

 

勝戦が実質タイトル戦で7番勝負を行う。

 

[ルール]

【第1局・第2局】と【第3局・第4局】と【第5局・第6局】と【第7局】で、対局の持ち時間を変更して行う。

 

[持ち時間(の種類)]

A 持ち時間1時間 B 持ち時間3時間
C 持ち時間5時間 D 持ち時間6時間
※全てチェスクロック方式/消費後は秒読み1分

 

[持ち時間の振り分け]

【第1局・第2局】【第3局・第4局】【第5局・第6局】のいずれかに、
持ち時間1時間(A)、持ち時間3時間(B)、持ち時間5時間(C)が振り分けられ、
【第7局】は、持ち時間6時間(D)で行う。

第1局から第6局までの持ち時間は、振り駒を受けて、対局者が決定する。

 

というわけで複雑なんです。

 

ちなみに来年度行こうの第四期叡王戦は他のタイトル戦と同様の形になり、トーナメントを勝ち抜いた1人が叡王と七番勝負を行うという方式になるそうです。

 

 

さて、王将戦のリーグ戦については、トーナメントを勝ち抜いた複数人がリーグ戦形式で闘い、最も好成績を収めた人がタイトルホルダーと7番勝負を行うということです。

 

そして、最もちゃんと説明したいのが、名人戦順位戦です。

 

名人戦は先程まで説明した七番勝負だけのことを指し、この名人戦への挑戦権を獲得するための対局を順位戦を言います。

 

この順位戦がプロ棋士にとっては最も重要だと思います(僕はね。本当はどうか知らんよ)

 

順位戦は1年間かけて、リーグ戦を闘い、成績が良ければ昇級、成績が悪ければ降級となってしまいます。

 

まず、プロ棋士になると、C級2組に所属することになります。当然今年度プロ棋士デビューをした藤井聡太四段も現在C級2組にいます。

 

そんな藤井聡太四段ですが、現在6勝0敗とトップタイ(色々な関係から本当は2位です)の成績を残しています。このまま今季の順位戦で全て勝利を収めると、昇級し、次はC級1組に所属し、来年度は戦うことになります。

 

このように、優秀な成績を順位戦において収め続ければ、昇級、昇級を繰り返していき

ます。ちなみに、組に関しては5つ存在し、高い方から、

 

A級

B級1組

B級2組

C級1組

C級2組

 

となっています。特にA級に所属する原則10人(今年度は11人)の棋士は「A級棋士」と呼ばれ、名人とともに現在の日本のプロ棋士のトップ11と言っても過言ではありません。それはそうですよね。過酷な昇級バトルを勝ち抜いて来ているわけですから。

 

そして、A級で最優秀成績を収めた1人が名人への挑戦権を獲得し、名人戦7番勝負を行い、これまでのn番勝負と同様に名人が勝ち越せば「防衛」、挑戦者が勝ち越せば「奪取」し、名人はタイトルを失い、A級でまたリーグを戦うことになります。

 

この順位戦こそがタイトル戦までの道のりが厳しいことや、例えば藤井聡太四段がC級1組に所属することになれば「四段」から「五段」に昇段することから、この順位戦が最も重要視される理由のひとつです。

 

昇段の条件に関しては日本将棋連盟のHPを見ていただければわかりやすいと思います。

 

最後に永世称号について書きます。

 

永世称号は、新設されたばかりの叡王を除いて、

  • 一定の期間連続でそのタイトルを保有し続ける。
  • 通算でそのタイトルを指定された期間保有する。

 

以上の条件が各タイトル戦で設けられており、それのどちらかを満たすと、そのタイトルについての永世称号」を獲得することができます。

 

各タイトル戦についての「永世称号」の獲得要件は以下の通りです。

連続で5期または通算で7期竜王のタイトルを獲得する。

 

通算で5期名人のタイトルを獲得する

 

連続で5期または通算で10期王位のタイトルを獲得する。

 

連続で5期または通算で10期王座のタイトルを獲得する。

 

連続で5期棋王のタイトルを保持し続ける。

 

通算で10期王将のタイトルを獲得する。

 

通算で5期棋聖のタイトルを獲得する。

 

これを各タイトルで満たすと、その人に永世称号」が与えられるという形になります。

また、原則として、この永世称号は引退後に名乗ることが原則とされています。

その為、羽生善治さんはまだ現役のため、現在保有しているタイトルが棋聖竜王なので羽生善治二冠と呼ばれます。

 

で、つまり羽生善治さんは永世七冠を獲得したということは、上記の条件を全て満たしちゃった最初の棋士ってことなんです。

 

やばいね・・・・。うん。

 

いかがだったでしょうか?なるべくわかりやすくはまとめたつもりですが、あまり僕も詳しくは知らないので、稚拙なところもあったかもですが、なにか質問などがあればどうぞ。ただ僕より強い人の「え〜?九段戦は?」みたいな難しい質問は受け付けません。誤植などがあれば教えていただけると嬉しいです。

 

ちなみに、タイトル戦の事情はよく知っている僕ですが、

将棋は全く指せません!残念!!